7月21日~23日、インドネシア・パレンバンで開催されました「ASTCアジアトライアスロン選手権(2017/パレンバン)」に、
東京ヴェルディトライアスロンチームより蔵本葵選手、石関玲於選手が日本代表として出場しいたしました。
蔵本選手は2位(エリート女子)となり、アジア選手権で初めて表彰台に立ちました。
また、この結果から蔵本選手はITUポイントを大きく獲得しています。
石関選手は男子ジュニアの部に出場し、初めての代表、海外レースを15位で終えました。
◆蔵本選手コメント
レース展開は、スイムで第2集団の先頭で上がりました。バイクで逃げている選手を追い、一時は25秒差まで詰めましたが、バイクフィニッシュ時には75秒の差になってしまいました。
ランスタート直後は身体が動かなかったものの、中盤から動きが良くなってきました。
ランスタート直後は8位近辺を走っていましたが、後半で順位を上げて2位でフィニッシュすることができました。
現地に着いてからはハードスケジュールの中で、レース時間の変更などを柔軟に対応することができました。
レースは暑くなり得意のパターンとなりましが、バイクで第1集団に追いつけなかったのが優勝できなかった敗因だと思います。
バイクの走力アップが課題となりました。ランはコンスタントに練習ができているのでその成果が出たと思います。
去年のアジア選手権は7位だったので順位が上がった事は単純に嬉しく思います。これからもトレーニングを重ね3種目の力を上げていきたいと思います!
次は2週間後にWTSモントリオール、その翌週にW-CUPユカタン/メキシコと連戦になります。引き続き、応援をよろしくお願いします!」
(講評:東京ヴェルディトライアスロンチーム監督 山倉和彦)
蔵本はスイムを先頭と40秒差の3~4位グループで上がる。
バイクに入ると先頭は高橋(侑)選手、久保埜選手の二人で逃げ始める。後続は蔵本を含む12名ほどの集団。
前半第2集団は周回重ねる度に先頭との差を詰め、3周回終了時には30秒程度の差となる。しかし、後半追い上げが伸びず、バイク終了時には1分20秒に差は広がる。
ランの序盤蔵本は第2集団の4、5番手を走り、先頭とは大きく離れる。ランスタート時の気温は30℃以上、蔵本は2周回目から暑さでペースダウンを余儀なくされる選手とは対照的に徐々にペース上げ、3周目後半では一緒にランスタートした第2集団の選手の中でトップに立つ。
4周回目前を走る二人との差をじりじりと詰めるが、1分近い差があったものの、ラスト200mで2位を走っていた久保埜選手が脱水症状でレースを離脱。同時に蔵本が2位となり、アジア選手権で初めて表彰台に立つことができた。
◆石関選手コメント
「アジアジュニアトライアスロン選手権は15位でフィニッシュしました。
ランコースは特に暑い中のレースでした。世界最高峰のレースであるWTSにも出場した選手がいて、スイムから高速レースでした。バイクでは自分の集団が25名ほどで、色んな人が飛び出したり、ペースが急に落ちたりと初めての経験ができました。
ランでは、暑さを考え、オーバーペースにはならないようにコントロールしながら、全力を尽くすことができました。
自身にとって、今回のレースは初の海外レースで、雰囲気や、生活(食事)などで多くの収穫を得ることができました。
今回も沢山の応援ありがとうございました!!」
(講評:東京ヴェルディトライアスロンチーム監督 山倉和彦)
石関はスイムを第4集団で上陸、数秒の差で前の集団に乗れず、バイク序盤は2名で前を追う。
中盤からは25名程度の大集団に吸収され、前を追うが集団の統制が取れずに前との差は詰まらない。
得意とするランでは30℃以上の暑い中安定したペースを維持するが大きく順位を上げることはできす15位となった。
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ASTCアジアトライアスロン選手権(2017/パレンバン) 結果
大会名:ASTCアジアトライアスロン選手権(2017/パレンバン)エリート・U23・ジュニア
開催日:2017年7月21日(金)~23日(日)
※エリート女子スタート:21日(金)7:30(日本時間同日9:30)
※ジュニア男子スタート:22日(土)7:00(日本時間同日9:00)
開催地:インドネシア・パレンバン
距離:
※エリート女子:スイム1,500m(2周回)、バイク40km(6周回)、ラン10km(5周回)*スタンダードディスタンス
※ジュニア男子:スイム750m(1周回)、バイク20km(3周回)、ラン5km(2周回)*スプリントディスタンス
*国際トライアスロン連合(ITU)公認
<エリート女子上位3名と日本人結果>
1位:高橋侑子(富士通/東京) 02:06:31
2位:蔵本葵(東京ヴェルディ/東京) 02:07:21
3位:高橋世奈(日本食研/愛媛)02:07:50
4位:松田友里恵(ペリエ・グリーンタワー・稲毛インター/千葉)02:08:21
DNF:久保埜南(トーシンパートナーズ・チームケンズ/山梨)
<ジュニア男子上位3名と日本人結果>
1位:Oscar Coggins(ホンコンチャイナ)00:59:13
2位:Wei-Chih Lin(チャイニーズタイペイ)01:00:14
3位:Quing Zhang(中国)01:00:15
4位:望月満帆(甲府第一高等学校/山梨)01:00:42
6位:長正憲武(トライアスロンアカデミー福島/福島)01:00:52
10位:水野泉之介(チームゴーヤー名古屋/学連)01:01:55
15位:石関玲於(東京ヴェルディ)学連 01:02:17