9月16日、オランダ・ロッテルダムで開催されました「ITU世界トライアスロンシリーズグランドファイナル(2017/ロッテルダム)」に、
東京ヴェルディトライアスロンチームより蔵本葵選手が出場し、35位となりましたのでご報告いたします。
この結果により、今シーズンのワールドシリーズランキングは39位で確定となりました。
次レースは、9月30日、トライアスロンワールドカップ威海(ウエハイ)・中国です。
引き続きご声援の程よろしくお願い致します。
◆蔵本選手コメント
「ロッテルダムWTSGFは35位でフィニッシュしました。
今シーズンのWTSはこれにて全て終わりました。沢山の応援をありがとうございます。
今回は気温が低いこと、バイクコースがとてもテクニカルなこと、ランコースも石畳が多いことなど、タフになる要素が沢山あるレースでした。手がかじかんでヘルメットが取れなかったり、シューズを履いても脚がジンジンして走ってる感覚が無かったりと、トライアスロン以外にももっと環境に対応する能力を強化する必要があると感じました。
レース展開はスイムで出遅れてしまい、バイクは5人で回していましたが、最終周で後ろの集団に追いつかれてしまいました。
ランは寒い中でも段々と身体が温まって走れる感覚が戻ってきましたが、バイクでの立ち上がりなどで消耗が激しく後半伸びることができませんでした。目指していたレース展開からは離れてしまいましたが、最後まで全力で走ることはできました。この悔しさを今年残りのレースで克服して来年に繋げていきたいと思います。
次は9/30のウエハイW杯です。表彰台を目指して頑張ります!!引き続き応援をよろしくお願いいたします!!」
◆レース展開
(講評:東京ヴェルディトライアスロンチーム監督 山倉和彦)
スタート前の低気温・低水温からあえてスイムではアップなしを選択する。
スイムでは先頭からダラダラと続く大きな集団の後方で上がる。
バイクに移ると石畳、コーナー、Uターンが多くあるテクニカルなコースからか集団が細かく分断され、蔵本は第5集団でレースを進める。
各集団は周回を重ねる毎に徐々に間を大きくしていくが、第6集団が最終回で一気に第5集団に追いつく。
ランに入ると中盤まで同じ集団にいた井出選手らに食らい付いていくが、後半徐々に離され、結局35位だった。
バイクではラップを免れたが、フィニッシュでのタイム差が先頭から8%以上開いたため、
ストックホルムに続きカットオフとなりポイントは獲得できなかった。
ITU世界トライアスロンシリーズグランドファイナル(2017/ロッテルダム)結果
大会名:ITU世界トライアスロンシリーズグランドファイナル(2017/ロッテルダム)
開催日:2017年9月16日(土)
エリート女子スタート:15:51(日本時間同日22:51)
開催地:オランダ・ロッテルダム
距離:スイム1,500m(2周回)、バイク40km(7周回+3.4km)、ラン10km(4周回)
*オリンピックディスタンス
*国際トライアスロン連合(ITU)公認
*水温16.1度、気温16.8度
<エリート女子上位3名と日本選手結果>
1位:フローラ・ダフィー(バミューダ)01:58:39
2位:ケイティー・ザフィアエス(アメリカ)01:59:34
3位:ジェシカ・リアマンス(イギリス)02:00:57
18位:佐藤優香(トーシンパートナーズ、NTT東日本・NTT西日本、チームケンズ/山梨)02:04:49
23位:高橋侑子(富士通/東京)02:06:24
32位:井出樹里(スポーツクラブNAS/神奈川)02:08:34
35位:蔵本葵(東京ヴェルディ)東京 02:09:24
LAP:上田藍(ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター/千葉)
(※LAP=周回遅れによる棄権)
http://wts-assets.triathlon.org/rotterdam/EW.pdf
※記事の一部に誤りがございました。訂正しお詫び申し上げます。(2017/09/25修正)