6月11日、イギリス・リーズで開催されました「ITUワールドトライアスロンシリーズ(2017/リーズ)」に、
東京ヴェルディトライアスロンチームより蔵本葵選手が出場し、WTSにおけるキャリアハイの18位となりましたのでお知らせいたします。
この結果より、蔵本選手はITUポイントならびにワールドシリーズポイントを獲得しております。
引き続き、7/8(土)アジアカップ高松大会、7/21(金)アジア選手権・パレンバン/インドネシアへの出場が控えています。
蔵本選手へのご声援をよろしくお願いいたします。
◆蔵本選手コメント
「リーズWTSは過去最高位の18位でフィニッシュしました。今回も沢山の応援をありがとうございます。
スイムは水温16度だったので、ウエットキャップを被り万全の状態で臨みましたが、1周目中盤でレース用のキャップが取れてしまいました。
ウエットキャップでしばらく泳ぎましたが、それも取れそうだったので2周目に行くポンツーン上で走りながら水着の中にしまって泳ぐというファインプレーができました。寒さ対策をしましたが、最終的にはメッシュキャップになり頭が寒く感じました。トラブルに対し柔軟に対応出来たことが自信になりました。
バイクはテクニカルなコースにアップダウン、コース上に沢山のマンホール、そして強風とタフな条件が揃いました。バイク後半から脚が売り切れてしまい、ランではキレのある走りができませんでした。バイクで脚を消耗したあとのラン強化をさらに図っていきたいと思います。
WTSで18位という過去最高位を記録できたことは、課題のみえたレース内容も含めとても嬉しいです。
複数年に亘って練習してきた事が結果になってきているので、引き続き頑張っていきます!
2週連続のレースでしたが、沢山の応援をありがとうございました!
次は国内の高松コンチネンタルカップです。万全の状態で臨めるように頑張ります!!」
◆レース展開
(講評:東京ヴェルディトライアスロンチーム監督 山倉和彦)
蔵本は低水温でウエット着用となったスイムで第2集団の前方で上がる。
バイクに入った直後にスイム第1集団が分離、昨年の世界チャンピオンであるダフィー選手を中心とする4名の第1集団、10名程度の第2集団となる。蔵本はスイム上陸後に第3集団となった10名程度のグループでレースを進める。
リーズの中心地を走る周回路は、コーナーや細かいアップダウン、路面の悪さがあり、選手の脚を消耗させる。さらに風も強く、耐え切れずに集団から脱落する選手もでる。昨年ここで切れた蔵本だったが、今年は持ちこたえランに駒を進める。
蔵本はランでは切れが見られなかったが、粘り抜きWTSにおける自身最高位である18位でフィニッシュした。
ITUワールドトライアスロンシリーズ(2017/リーズ)結果
大会名:ITUワールドトライアスロンシリーズ(2017/横浜)
開催日:2017年6月11日(日)
エリート女子スタート:13:06
開催地:イギリス・リーズ
距離:スイム1500m(2周回)、バイク40km(12.3km+7周回)、ラン10km(4周回)
*スタンダードディスタンス
*水温16.1度、気温19.9度
<エリート女子上位3名と日本選手結果>
1位:フローラ・ダフィー(バミューダ諸島)01:57:02
2位:Taylor Spivey(アメリカ)01:58:32
3位:Alice Betto(イタリア)01:59:36
5位:上田藍(ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター/千葉) 02:00:59
10位:井出樹里(スポーツクラブNAS/神奈川) 02:01:53
13位:佐藤優香(トーシンパートナーズ、NTT東日本・NTT西日本、チームケンズ/山梨) 02:02:38
15位:高橋侑子(富士通/東京) 02:03:05
18位:蔵本葵(東京ヴェルディ/東京) 02:05:08
20位:久保埜南(トーシンパートナーズ・チームケンズ/山梨)02:07:14
LAP:松田友里恵(ペリエ・グリーンタワー・稲毛インター/千葉)
LAP:高橋世奈(日本食研/愛媛)
(※LAP=周回遅れによる棄権)
http://www.triathlon.org/results/result/2017_itu_world_triathlon_leeds/307249